ゴルナーグラート観光ガイド|鉄道・料金・撮影スポット

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マッターホルンをいちばん綺麗に見られる場所ってどこ?
そう聞かれたら、私は間違いなく「ゴルナーグラートですよ〜!」と答えています (´∀`)ゴルナーグラートは、ただの展望台じゃありません。マッターホルンを真正面に見られる場所ってスイスでも意外と少ないんです。電車からの景色は絵のようで、途中で降りても楽しい。ツェルマット中心部から約30〜40分で行けるので、半日だけでも満足できるのが魅力だと思います!

ゴルナーグラートは、ツェルマットから電車で気軽に行ける展望スポット。
でも、はじめて行く人は

「ゴルナーグラート鉄道はどこから乗るの?」
「所要時間は?途中で降りても大丈夫?」
「当日券でいいの?予約した方がいいの?」

こんな疑問が出てくると思います。

この記事では、スイス在住20年&ゴルナーグラートを何度もリピートしている私が、
失敗しない行き方・鉄道の座席のおすすめ・見える絶景ポイントをまとめて紹介します。展望台だけじゃなく、途中駅でのハイキングもすっごく楽しいんです♪

実は私、初めて行ったとき曇りの日を選んでしまって、「景色ほぼ真っ白…」という切ない体験をしました。天気だけはどうしようもないのですが、でも何度か通ううちに、ベストシーズンや空いている時間帯、「この席からの眺めが最高!」というポイントも見つかりました。

さっそく、ゴルナーグラートがどんなところなのか見ていきましょう♪

  1. ゴルナーグラート展望台は何がすごい?一生モノの絶景がここに集まる
    1. マッターホルンが“真正面”に見える最上級のロケーション
    2. 望遠鏡で山の名前が分かる“Viscope”が楽しい
    3. 山頂にカフェ・トイレ・展望デッキ完備!初心者でも安心
  2. ゴルナーグラート鉄道での行き方と所要時間
    1. ツェルマット駅から約33分で山頂へ|途中下車もできる
    2. チケットは当日?事前予約?どっちがいい?【予約方法も解説】
      1. チケット予約の方法
      2. 予約時に選べるチケットの種類
      3. 料金目安
      4. スイスパスや半額カードは使える?
    3. 運行本数と注意点|早朝便・最終便に注意
    4. 座るならどっち側が景色が見やすい?おすすめは“右側”
  3. 途中駅は“景色の宝庫”|降りる価値がある駅の特徴
      1. リッフェルアルプ|森と高原の雰囲気に癒される
      2. リッフェルベルク|レストランがあり休憩にぴったり
      3. ローテンボーデン|リッフェルゼーへ徒歩すぐ
    1. 天気が悪い日の鉄道利用の注意
  4. ゴルナーグラートの絶景写真ガイド(撮影スポット&時間帯)
    1. まずはここ!ゴルナーグラート展望台で“ド正面のマッターホルン”を撮る
  5. リッフェルゼー│水面に映る“逆さマッターホルン”が撮れる聖地
    1. 鉄道×マッターホルンが撮れる絶景カーブ|スイスらしい写真を狙うならココ
      1. 人が映り込みにくい立ち位置のコツ
    2. 朝・夕・雲の出やすい時間帯の違い|ベストな瞬間を逃さないために
      1. 【朝】空気が澄んでいて山がくっきり見える
      2. 【夕方】“赤いマッターホルン”が見られることも
      3. 昼=雲と風が出やすい時間帯】
      4. 結局どの時間がいい?
    3. モデルコース|半日で写真スポットを制覇したい人向けプラン
  6. 絶景と星空を満喫できる、ゴルナーグラートにある3つのホテル
    1. ■ クルムホテル(3100 Kulmhotel Gornergrat)
    2. Riffelalp Resort(リッフェルアルプ・リゾート)
    3. Riffelhaus 1853(リッフェルハウス1853)
    4. もし山上のホテルが取れなかったら?
      1. ツェルマット宿泊のメリット
      2. 立地で選ぶホテルのポイント
      3. 空室チェックがしやすい予約方法と検索のコツ
      4. 料金が下がりやすい時期の目安
  7. 初心者でも楽しめる!ゴルナーグラートの絶景ハイキング
    1. 所要時間は?どれくらい歩く?
    2. 途中駅から歩ける一番人気のルート
    3. 天気が悪い日はどうする?
  8. 海外旅行の安全対策(病気・ケガに備える)── 病院代の心配を減らす具体策
    1. エポスカード|病気・けがの補償で注目すべきポイント
    2. エポスカード|適用条件と適用期間のポイント
    3. もし現地で病院にかかることになったら(実務フロー)
    4. 病気・けがの補償は「安心のコア」
  9. まとめ|ゴルナーグラートは鉄道で行ける絶景の展望台

ゴルナーグラート展望台は何がすごい?一生モノの絶景がここに集まる

ゴルナーグラート展望台は、スイスの中でも「一度は行くべき」と言われる人気スポットです。標高は約3,100m。空気が澄んでいて、遠くの山までくっきり見えるので、写真好きはもちろん、山に詳しくない人でも思わず息を飲むような景色が広がります。

最初に行ったとき、私はただ“眺めるだけかな?”と思っていたんですが、実際に立ってみるとスケールが全然違いました。何も遮るものがなく、視界いっぱいに山、山、山。正面にはマッターホルン。横を見ると氷河の白い線が長く続いていて、「あ、自分いま本当にアルプスの上にいるんだな…」と実感した瞬間でした。

マッターホルンが“真正面”に見える最上級のロケーション

ゴルナーグラートが有名な理由のひとつは、“マッターホルンが真正面に見える”ことです。

たとえばツェルマットの街からもマッターホルンは見えますが、角度が違います。ゴルナーグラートは正面・距離・形のバランスが良くて、雲がなければ山頂までくっきり。スマホでも迫力ある写真が撮れるので、写真が苦手でも大丈夫です。

私が行った日は少し雲がかかっていましたが、山の天気はコロコロ変わるので、ほんの数分で雲がスッと晴れて一気に山の姿が見えました。あの時の景色は今でも忘れられません。

望遠鏡で山の名前が分かる“Viscope”が楽しい

展望台には「Viscope」という観光用の望遠鏡があり、覗くと山の名前や標高が表示される仕組みになっています。たくさん山があると、どれがどれか分からなくなりがちですが、Viscopeのおかげで見ている山がすぐに分かるので結構面白いです。

「ただ景色を見るだけ」じゃなく、「この山は○○、この氷河は○○」と知りながら楽しめるので、家族旅行でも盛り上がります。実際に私も、ただ眺めている時よりも知識が増えたことで景色の見方が少し変わりました。

山頂にカフェ・トイレ・展望デッキ完備!初心者でも安心

標高3,000mの世界なのに、ゴルナーグラートは設備が整っているので安心して滞在できます。

✔ 展望デッキ
✔ 室内の休憩スペース
✔ カフェ
✔ トイレ
✔ お土産ショップ

寒い日は中で温かい飲み物を飲みながらマッターホルンを眺められます。私が訪れたときも、外は風が強くて寒かったのですが、カフェでホットチョコレートを飲んでいたらいつの間にか天気が回復して、また写真を撮りに戻りました。山ですが「過酷」ではなく、「観光として楽しめる絶景ポイント」です。

ゴルナーグラート鉄道での行き方と所要時間

ゴルナーグラートへは、ツェルマットから出ている「ゴルナーグラート鉄道」で向かいます。
これがまた旅のワクワクを盛り上げるポイントで、登山鉄道としてはヨーロッパでも歴史が古く、道中ずっと景色がきれい。移動そのものが観光の一部になります。

私も何度か乗りましたが、とにかく“車窓のご褒美”が続くので、乗っている間も退屈しません。

ツェルマット駅から約33分で山頂へ|途中下車もできる

ゴルナーグラート鉄道は、ツェルマット駅のすぐ隣に専用ホームがあります。
道に迷う心配がないので、初めての旅行でも安心です。

✔ 所要時間:約33分
✔ 途中に5つほど駅があり、リッフェルアルプやローテンボーデンで下車も可能
✔ 終点がゴルナーグラート展望台

途中駅で降りて、のんびり歩きながら景色を楽しむ観光客も多いですよ。私も一度ローテンボーデンで降りて、トレイルを歩いて展望台まで行きましたが、下から見上げるマッターホルンも迫力があって良かったです。(疲れますが、達成感あります)

「体力に自信はないけど歩きたくないわけでもない」という人は、行きは途中下車 → 帰りは展望台から鉄道で下山、というルートがちょうど良いと思います。

チケットは当日?事前予約?どっちがいい?【予約方法も解説】

結論

  • 夏(7〜9月)・晴れの朝・連休・年末年始 → 事前予約が安心
  • オフシーズン → 当日購入でも問題なし

私は夏の朝に行ったとき、駅に人が集中していて窓口が長蛇の列…。
結局、1本後の電車になってしまいました。
「決まった時間に乗りたい」「写真目的なら朝に登りたい」人は予約しておく方が確実です。

チケット予約の方法

①公式サイト(オンライン購入)

ゴルナーグラート鉄道は 公式サイト から簡単に予約できます。

Discover the Gornergrat | Gornergrat Bahn
Enjoy the very best view of the Matterhorn from the 3,089 m-high Gornergrat, the excursion destination for all hikers and mountain-lovers.

✅ 事前決済で並ばなくていい
✅ スマホのQRコードでそのまま乗車可能
✅ 早朝便など人気時間帯も確保できる

旅行中はネットがあればその場で予約もできるので、私は大体オンライン派です。

② ツェルマット駅で当日購入

駅の窓口または券売機で購入できます。

✅ 当日券も多い
✅ 実際の天気を見て決められる
✅ 係員に相談できるので安心

ただし繁忙期は窓口に列ができやすいので、時間に余裕がない場合は注意です。

予約時に選べるチケットの種類

  • 片道チケット
  • 往復チケット(楽に観光したい人向け)
  • 途中の駅で降りられるチケット

写真目的なら
▶ 行きはローテンボーデンで下車
▶ 帰りは展望台からのんびり鉄道
この組み合わせが人気で、バテにくいです。

最高の写真が撮れるポイントは後の項で詳しく紹介します(^^)

料金目安

ゴルナーグラート鉄道は、シーズン・時間帯・為替によって値段が変わります。
ここでは“だいたいどれくらいかかるのか”をイメージしやすいように、目安としてまとめます。

チケット種類内容料金の目安(大人1名)
往復チケット(ツェルマット ⇔ ゴルナーグラート)一番人気・楽に観光約100〜120CHF前後
片道チケット途中でハイキングする人向け約60〜70CHF前後
途中駅までの片道(リッフェルアルプ/ローテンボーデンなど)リッフェルゼーへ行く人に多い約30〜50CHF前後
スイスパス50%OFF上記の半額
半額カード50%OFF上記の半額

※ 実際の価格はシーズン・時間帯・予約方法で変わるため、最新の料金は公式サイトで確認が確実です。

子ども料金・家族はさらにお得

年齢料金
6歳未満無料
6〜15歳大人の半額
Junior Card / Co-Travelcard親と一緒なら無料

スイスパスや半額カードは使える?

結論、使えます。

✅ Swiss Travel Pass(スイスパス)
✅ Swiss Half Fare Card(半額カード)

どちらもゴルナーグラート鉄道に対応しています。

・スイスパス → 通常料金の50%OFF
・半額カード → 通常料金の50%OFF

スイスパスを持っていても無料にはならないので注意!ゴルナーグラートは料金がやや高めなので割引はかなりありがたいです。チケット購入時に対象のカードを選ぶだけで、オンライン決済で割引価格に自動で反映されます。

スイスを数日以上旅行するなら、どちらかを持っておくと移動費がかなり変わります。

スイス電車パス完全ガイド|在住20年が教える賢い選び方
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運行本数と注意点|早朝便・最終便に注意

✔ 日中は20〜30分おきに運行(季節で変動あり)
✔ 冬は本数が減ることも
✔ 最終便に乗り遅れると帰れないので時間だけチェック!

展望台で写真や休憩に夢中になり、時間を忘れてしまうことがあるので、駅に着いたら先に帰りの時間を確認しておきましょう!

座るならどっち側が景色が見やすい?おすすめは“右側”

子例外と重要です。車内は2列×2列の座席ですが、景色がよく見えるのは進行方向に向かって右側です。マッターホルン、ツェルマットの街、氷河がよく見えるので写真を撮りたい人は右側がベスト。

ただし、夏や紅葉の時期は観光客が多くて座れない場合もあります。そんな時は、ドア付近の立ち位置でも十分景色が見えるので心配いりません。

途中駅は“景色の宝庫”|降りる価値がある駅の特徴

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「途中駅で降りる意味ある?」とよく聞かれますが、答えは あります。めちゃくちゃあります。ゴルナーグラート鉄道はどの駅も景色が違うので、どこで降りても絶景です。各駅ごとに写真と一緒に見ていきましょう(^^)

リッフェルアルプ|森と高原の雰囲気に癒される

✔ ホテルやレストランがある静かな場所
✔ 森と芝生の風景が広がり、マッターホルンも綺麗に見える
✔ ハイキング初心者にもやさしいコースあり

ここは、観光客が少なくて落ち着いた雰囲気です。
子ども連れや、のんびり歩きたい人にはちょうどいい場所だと思います。

リッフェルベルク|レストランがあり休憩にぴったり

✔ 開放感ある広場
✔ 展望レストランがあり、外のテラス席が人気
✔ 山を眺めながらランチができる

家族連れが多く、ベンチでピクニックをしている人もよく見かけました。

ローテンボーデン|リッフェルゼーへ徒歩すぐ

✔ “逆さマッターホルン”が撮れる人気スポット
✔ 湖まで徒歩10〜15分ほど
✔ 写真目的ならほぼ全員が降りるといってもいいレベル

マスト中のマスト!!天気が良いと水面にマッターホルンがくっきり映ります。
写真好きだけでなくみんな絶対に行ってください。

天気が悪い日の鉄道利用の注意

ゴルナーグラートは標高が高いため、ツェルマットの街が青空でも、山頂だけ雲に隠れることはよくあります。とくに霧が出ると一面真っ白になり、写真がほとんど撮れないほど視界がなくなることもあります。また、標高差がある分、山頂の気温はぐっと下がり、真夏でも上着が必要になるほど冷え込む日があります。

ただ、天気が悪いからといって「行っても意味がない」というわけではありません。山の天気はとても変わりやすく、数分で突然パッと雲が切れて、マッターホルンの姿が現れることがあります。私自身、曇りの日に訪れた際、山頂で少し待っていたら一瞬だけ雲が晴れて、周りがどよめくほどの絶景が広がったことがありました。あの瞬間は、今でも忘れられません。

ただし、雨のハイキングは道が滑りやすく危険なので、無理はしない方が安心です。私も一度あまり天気の良くない日にハイキングしていたら急に天候が変わって、あたりは霧で何にも見えなくなってしまってことがありました。怖かったです…

こんな感じで登り始めてみるみりうちに霧が濃くなり、雷が鳴り始めて本当に怖かったです(T-T)でも…

登り切ったら晴れました!!山の天気は変わりやすいと言いますが、高い山一般的にそうですが、ゴルナーグラートの天気は本当にコロコロ変わっておもしろいぐらいです。

もし景色が見えなくても、展望台の屋内カフェで温かいドリンクを飲みながら待ってみると、突然雲が動いてくれることもあります。悪天候の日は「山の表情が変わる過程を楽しむ日」にしてしまうのも、スイスらしい楽しみ方だと思います。

また、出発前に天気をチェックしておくと、失敗が減ります。ゴルナーグラート鉄道の公式サイトには山頂のライブカメラがあり、今どんな景色が見えているかリアルタイムで確認できます。ツェルマットの天気予報は当てにならないことが多く、山頂だけ雲がかかることは日常茶飯事です。ライブカメラを見て、山頂が白く隠れている時は少し時間をずらし、見えている時はチャンスです。

ゴルナーグラートの絶景写真ガイド(撮影スポット&時間帯)

ゴルナーグラートと聞くと、多くの人が「マッターホルンの絶景」を思い浮かべると思います。実際、世界中のカメラマンが訪れるほど写真の名所で、SNSでも“別次元の景色”というコメントをよく見かけます。ただ、せっかく行くなら「どこで撮るか」「どの時間が綺麗なのか」「逆さマッターホルンは本当に見えるのか」など、細かいポイントが気になる人も多いのではないでしょうか。

私自身、天気の良い日・曇りの日・朝・夕方と、いろんなタイミングで何度か訪れていますが、同じ場所でも時間帯で全く違う景色になるので、お気に入りの瞬間に出会えたときは本当に感動します。少し待つだけで雲が動いて、突然マッターホルンが姿を見せることもあります。写真に興味がない人でも、その瞬間を目の前にするとシャッターを切る手が止まらなくなること間違いなし!。

この章では、初めての人でも失敗しにくい撮影スポットや、実際に撮りやすい場所、朝と夕方の違い、逆さマッターホルンが見えやすい時間帯などを、できるだけわかりやすくまとめました。旅行は時間が限られていることが多いので、「どこで降りればいいの?」「山頂まで行けば撮れる?」という疑問が少しでも解消できれば良いなと思います。

ガッツリ一眼レフを持っていなくても、スマホだけで十分綺麗に撮れる場所もあります。景色の迫力がすごいので、どんなカメラでもそれなりに良い写真になるのがゴルナーグラートのすごさです。

まずはここ!ゴルナーグラート展望台で“ド正面のマッターホルン”を撮る

ゴルナーグラート鉄道の終点である山頂駅を降りると、数分歩くだけで展望デッキに到着します。ここは、マッターホルンが真正面に見える“定番中の定番スポット”で、初めて訪れる人でも迷わずベストポジションにたどりつける場所です。

展望台からの景色は、とにかくスケールが大きくて、思わず声が出るほどです。写真では見たことがあっても、実物のマッターホルンは想像よりずっと大きく、山肌の影までくっきり見えることがあります。しかも、ズームを使わなくても迫力のある写真になるので、スマホだけでもしっかり撮れるのがゴルナーグラートの魅力だと思います。

展望台のおすすめポイントは、左右どちらを向いても絵になるところ。マッターホルンだけでなく、もうひとつの主役と言われるモンテローザや氷河も同時に写せるので、広角レンズがあるとよりダイナミックな写真になります。

山頂は天気や光によって表情が本当に変わります。快晴の日は青空のブルーが濃くて、雪山とのコントラストがきれいに出ますし、雲が流れる日はマッターホルンが出たり隠れたりして、その瞬間を待つのも楽しいです。少し時間を置くだけで景色が変わるので、急いで降りない方が良い気がします。温かい飲み物を片手にゆっくり景色を眺めながら、良いタイミングが来るのを待つのがおすすめです。

ゴルナーグラート展望台は、とにかく“失敗しにくい撮影スポット”です。スマホでもきれいに撮れる、座って景色を楽しめる、風を避けられる屋内スペースもある……そういう意味で、旅行の最初に行く人でも安心できる場所だと思います。

リッフェルゼー│水面に映る“逆さマッターホルン”が撮れる聖地

ゴルナーグラートといえば、リッフェルゼーで撮れる「逆さマッターホルン」の写真が有名です。風がない日は、水面が鏡のように静まり、山の形がほぼ完璧に反射します。ポスターやガイドブックに使われるあの写真は、ほとんどこの場所で撮られたものです。

湖へは、ローテンボーデン駅で下車して徒歩約10〜15分。ハイキングというより、景色を楽しみながら軽く歩く程度。道は比較的整備されていますが、天気が悪いとぬかるむことがあるのでスニーカー以上の靴が安心です。

ベストの撮影タイミングは、朝の時間帯(だいたい9時前後が狙い目)。日中は風が出やすく、水面が揺れて反射が崩れやすくなります。逆に夕方は人が減るため、静かな写真が撮れることもあります。

リッフェルゼーはとても人気があるので、夏は観光客でにぎわいます。それでも湖は大きく、角度を変えると人が写り込まないポイントが見つかります。

池の前にある石に乗って記念写真❤

出発点: Rotenboden駅(標高約2,815 m)
まず、鉄道で山頂駅(Gornergrat)やローテンボーデン駅まで行きます。駅を出るとすぐ、リッフェルゼーへと続く案内表示があるので、標識「Riffelseeweg(No. 21)」に従いましょう。

道のり:
ローテンボーデン駅から徒歩で約10〜15分。進行方向に少し下るルートで、左手に湖が見え始める場所があります。地図で確認すると「Rotenboden → Riffelsee → Riffelberg」の流れで、距離は約3 km、1時間ほどのハイキングコースとしても紹介されています。

注意ポイント:

  • 足元が岩道・砂利道の部分もあるため、スニーカー以上の靴を推奨
  • 途中、風によって湖面が波立つと「逆さマッターホルン」が見えにくくなるため、風の弱い時間帯を狙うのが良い
  • ハイキングとはいえ標高が高いため、体調に応じて余裕を持って出発を

鉄道×マッターホルンが撮れる絶景カーブ|スイスらしい写真を狙うならココ

ゴルナーグラート鉄道は、ただ山を登るだけの乗り物ではなく「走る展望台」と呼ばれるほど景色がすごいです。
中でも人気があるのが、マッターホルンを背景に赤い鉄道が走る写真。SNSでもよく見かける、あの“スイスっぽい一枚”です。

「どこで撮ればあの構図になるの?」と気になる方が多いと思うので、紹介します。

まずおすすめなのは、リッフェルベルク駅の周辺
駅を出て数分歩くだけで、線路がゆるいカーブを描いていて、その奥に大きくマッターホルンが見えます。広角でも望遠でも絵になる場所です。

ちなみに、撮るときは「上り列車」と「下り列車」で雰囲気が変わります。
上りは左手にマッターホルンが広く入りやすく、下りは山が真正面に近い感じで迫ってきます。私は、上りの方が空と山が一緒に入りやすいので好きです。

もし時間に余裕があれば、線路沿いに少し歩いてみるのも良いと思います。
「ここだ!」というベストポジションが見つかることが多いですし、角度が変わるだけで構図が全然違うからです。

また、天気が良い日は光の当たり方で写真が変わります。午前はマッターホルンがはっきり、午後は赤い鉄道の色が映えて、どちらも魅力がある気がします。

見て見て!!私の渾身の一枚♡

ちなみに、電車は25分~30分おきに通ります。(季節によって少し違う)

人が映り込みにくい立ち位置のコツ

人気スポットなので、駅のすぐ横で撮ると観光客やハイカーが入りやすいことがあります。ただ、少しだけ工夫すると人が写りにくくなる場所がいくつかあります。

リッフェルベルク駅から“線路に沿って山側”へ1~2分歩く
→ 観光客は駅周辺に集中するので、少し移動するだけで背景がすっきりします。

湖やハイキング道から離れた側を選ぶ
→ 人の流れが偏るので、逆側に立つだけでフレームがきれいになります。

しゃがんで低いアングルで撮る
→ マッターホルンと鉄道が大きく入り、地面(草原)が前景になるので人が隠れやすいです。
スマホでもこの方法は効果があり、構図が一気に“写真っぽい”仕上がりになります。

また、意外とおすすめなのが、少し早い時間帯。昼〜午後はハイキング客が増えますが、午前中は人が少なく、じっくり構える余裕があります。

「駅近=撮影しやすい」というイメージがあるけれど、実際はちょっと歩いた人の方が写真が綺麗だったりします。同じ場所に立っていても、列車が来るたびに構図が変わるので、待ちながらベストの角度を探すのも楽しいんじゃないでしょうか(^^)

朝・夕・雲の出やすい時間帯の違い|ベストな瞬間を逃さないために

ゴルナーグラートは時間帯で驚くほど景色が変わります。
同じ場所なのに、“別の世界みたい”と言われるくらい雰囲気が違うので、写真を撮るなら時間帯は意外と大事だと思います。

【朝】空気が澄んでいて山がくっきり見える

展望台から少し歩いたところにある小さな湖

朝は一番おすすめされる時間帯です。山の空気が安定していて、視界がとにかくクリア。マッターホルンの輪郭がはっきり見えて、写真でも実際の目でも「こんなに綺麗なんだ…」と感じやすいと思います。

  • 風が弱い → リッフェルゼーで逆さマッターホルンが狙いやすい
  • 観光客が少なめ → 写真が撮りやすい
  • 気温が低め → 空気の透明感が増す

私も複数回行きましたが、一番成功率が高いのは朝でした。人が少なくて静かだし、山全体が黄金色に染まることがあって、それがまた美しいんですよね。

【夕方】“赤いマッターホルン”が見られることも

夕方は、色が一気にドラマチックになります。太陽が沈む方向によっては、マッターホルンがピンク〜オレンジに染まる「アルペングリューエン」が見える日もあります。

  • 雲の影が山に伸びて、立体感が出る
  • 鉄道の赤い車体が夕日に映えて写真が映える
  • 山頂付近は静かでロマンチック

ただ、風が出やすく、雲も発生しやすい時間帯なので「運」が少し関わってくる気がします。それでも、晴れた日の夕方は本当に特別で、私も一度だけきれいに見ることができましたが写真より実物がやっぱり圧倒的。

昼=雲と風が出やすい時間帯】

知らない人がけっこう多いのですが、アルプスは昼ごろに雲が発生しやすいです。
地面が暖められて上昇気流が発生し、山にぶつかることで雲が作られるため、昼前後は山頂が隠れることも。

  • 晴れていたのに急にマッターホルンが雲の中
  • 逆さマッターホルンが撮りにくくなる
  • 景色が真っ白…ということも普通にある

ただ、これはデメリットばかりではなくて、雲の切れ間から山が見えた瞬間がすごく綺麗、ということもありました。「昼は絶対ダメ」というわけではなく、景色が変わる瞬間を楽しめる時間帯でもあります。

結局どの時間がいい?

  • 失敗したくない → 朝
  • 幻想的な色を狙いたい → 夕方
  • 変化する景色を楽しみたい → 昼~午後

時間帯によって撮れる写真が違うので、もし滞在日数に余裕があるなら「朝と夕方の両方」を見てみるのが一番だと思います。

モデルコース|半日で写真スポットを制覇したい人向けプラン

「ゴルナーグラートは行ってみたいけど、時間があまりない…」そんな人でも大丈夫です。実は、半日あれば有名な写真スポットをしっかり回れます。効率よく回るルートをまとめました。

① ツェルマット → ゴルナーグラート山頂へ(鉄道で約33分)

まずは山頂まで一気に電車で上がります。最初から景色が良すぎて、車内から撮りたくなると思いますが、山頂に着いてからの方が迫力が段違いです。

到着したら、展望台へ。マッターホルン・モンテローザ・氷河が一望できて、「ここがゴルナーグラートか…」と実感できる瞬間です。

★ 撮れる写真

  • マッターホルンを真正面から
  • 氷河が右側に大きく流れている絶景
  • クルムホテルを入れた“ザ・ゴルナーグラート”の構図

時間がない人でも、山頂だけでかなり撮れます。

② ローテンボーデンへ移動|逆さマッターホルンを狙う(約4分)

山頂で写真を撮ったら、一駅だけ下り電車に乗ります。
ローテンボーデンは、リッフェルゼーまで徒歩すぐなので、逆さマッターホルンを撮りたい人はほぼ必須の駅。

私はここで1時間くらい粘ったことがありますが、風が止む瞬間は本当に感動します。
もちろん、風があっても絵になるので、行く価値はあります。

★ 撮れる写真

  • 湖面に映る逆さマッターホルン
  • 湖+鉄道のコラボ写真
  • 後ろを振り返るとモンテローザと氷河の大パノラマ

③ リッフェルベルクへ移動|鉄道×マッターホルンの絶景カーブ

再び電車に乗って、リッフェルベルクへ。
ここがSNSでも人気の 「赤い鉄道+マッターホルン」 が撮れるカーブ。

駅の周辺でも撮れますが、少し線路沿いを歩くと人が映り込みにくい場所が見つかります。
鉄道が来るタイミングは20〜30分間隔くらいなので、待ちながらベストポジションを探すのも楽しいです。

★ 撮れる写真

  • 曲線を描く線路と鉄道
  • 奥に大きくそびえるマッターホルン
  • 広角でも望遠でも絵になる構図

④ リッフェルベルク → ツェルマットへ|鉄道で一気に下山(20分)

疲れていても安心。
リッフェルベルクからはそのままツェルマットまで電車で約18〜20分ほど。
途中でマッターホルンが見える車窓スポットがたくさんあり、最後まで楽しめます。

所要時間の目安

行程所要時間
ツェルマット → 山頂約33分
山頂で写真30〜60分
ローテンボーデン → リッフェルゼー往復で30〜60分
リッフェルベルクで撮影20〜40分
リッフェルベルク → ツェルマット約20分

合計:2.5〜4時間ほどで完了
「午前のうちに全部撮って、午後は別エリアへ行く」ことも余裕でできます。長時間歩けない人、子ども連れ、ツェルマット観光の合間に組み込みたい人にも向いています。

絶景と星空を満喫できる、ゴルナーグラートにある3つのホテル

ゴルナーグラートに行くなら、日帰りだけではもったいない…マッターホルンが夕日に赤く染まり、夜は満天の星空。そして朝になると、真っ白な山々の上から太陽が昇ってきます。

実は、この景色を「部屋の窓からそのまま見られるホテル」があるんです。

ゴルナーグラートにはいくつか宿泊施設があり、ロケーション・眺望・雰囲気はそれぞれ全く違う3つのホテルを紹介します。

  • 【最も人気】3100 クルムホテル・ゴルナーグラート
  • Riffelalp Resort(リッフェルアルプ・リゾート)
  • Riffelhaus 1853(リッフェルハウス1853)

特にクルムホテルは「一生に一度は泊まりたい」と言われるほどのシンボル的な存在で、夜の星空や、朝焼けのマッターホルンを撮るなら圧倒的に有利です。

■ クルムホテル(3100 Kulmhotel Gornergrat)

山頂に泊まるという、人生で一度は体験したい非日常

ゴルナーグラート展望台に隣接するこのホテルは、標高3,100m。街の灯りがまったく届かない場所なので、夜になれば星が降ってくるような静けさに包まれます。

日帰り観光だと、夕焼けや星空はどうしても慌ただしくなりがちですが、宿泊者は時間を気にする必要がありません。部屋の窓から外を見ると、マッターホルンのシルエットが夜空に浮かんでいたり、朝は誰にも邪魔されずに朝焼けを独り占めできます。

私もまだ泊ったことはないのですが、死ぬまでに1度は絶対泊ってみたです。

食事は展望レストランで、マッターホルンを目の前にしながらのディナー。
夕暮れから夜にかけて、少しずつ山の色が変わっていく様子を眺めながら食事をするのは、特別な体験だと思います。

高所なので、軽い頭痛が出る人もいるようですが、無理せずゆっくり過ごせば問題ないはずです。

ただ、部屋数が多くないので、週末や繁忙期はすぐに埋まります。Agodaだと複数の日付でまとめて空きを見られたので、予約のタイミングがつかみやすかった気がします。

「絶景を楽しみながら泊まりたい」「写真を撮るために山頂に居座りたい」という人には、ここ以上のホテルはなかなかないと思います。

Riffelalp Resort(リッフェルアルプ・リゾート)

標高2,222mにあるのに、まるでアルプスの高原に建つリゾートホテルのような雰囲気です。スパや温水プールがあるので、ハードな山旅というより「自然を眺めながらゆったり過ごしたい人」に合うと思います。

特に印象に残るのは、テラスから眺めるマッターホルン。朝の柔らかい光も、赤く染まる夕暮れも絵になるので、撮影目的じゃなくてもカメラを向けたくなります。

家族旅行でも過ごしやすく、室内設備は街のホテルと遜色ないレベル。「景色も楽しみたいけど、快適さも大事」という人に向いていると思います。

Riffelhaus 1853(リッフェルハウス1853)

名前の通り1853年から続く歴史あるホテル。木で作られた内装、静かなロビー、広がる雪山…“観光地のホテル”というより、山小屋の温かさが残った大人向けの雰囲気があります。

夜は本当に静かで、風の音と雪の音しか聞こえないくらい。自然に包まれる感じが強くて、喧騒から離れたい人は落ち着けると思います。

露天ジャグジーから見るマッターホルンのシルエットは印象的で、「派手じゃなくていい。静かに、ゆっくり楽しみたい」というタイプにはぴったりの場所です。

もし山上のホテルが取れなかったら?

ツェルマットから見た朝焼け

→ ツェルマットに泊まって楽しむ方法

ゴルナーグラートの山上ホテルは、部屋数が多くありません。特に夏・紅葉・クリスマス時期はすぐ満室になるので、旅行の計画が急に決まった場合は「ツェルマットに泊まる」という選択肢も十分アリだと思います。

ツェルマットは麓の街なので、観光・食事・買い物の選択肢が多く、山上泊とは違う楽しみ方がありますよ!

ツェルマット宿泊のメリット

ツェルマットは観光地としてとても便利な街で、ホテル・レストラン・スーパーが充実しています。帰りが夜遅くなっても人通りがあり、食事も困りません。

  • レストランが豊富
     チーズフォンデュ、パスタ、ピザ、カジュアルなお店まで選び放題。
  • スーパーが多い
     飲み物や軽食を買って、翌朝の山の上で食べるという人もいます。
  • ホテル数が多く、幅広い予算に対応
     高級ホテルから手頃な価格のロッジまで選びやすいです。

「山の上は空いてなかった…」という状況でも、ツェルマット泊なら十分楽しめるますし、便利さを取るならツェルマット泊をお勧めします。

立地で選ぶホテルのポイント

ツェルマットは移動が徒歩中心になります。
そのため、ホテル選びで意外と差が出るのが 立地 です。

駅近(徒歩5分以内)
スーツケースがあっても移動が楽で、朝の始発にも間に合いやすい。

マッターホルンビューの部屋
「せっかく来たなら、窓から山を見たい」という人に人気です。
特に夜、マッターホルンのシルエットが浮かぶ姿は感動的だと思います。

旧市街エリア
落ち着いた雰囲気で、価格も比較的お手頃なホテルが多い印象です。

どれを優先するかで、旅行の満足度が変わるので、
“価格・景色・駅近のどれを優先したいか”を決めておくと探しやすくなりますよ。

空室チェックがしやすい予約方法と検索のコツ

ツェルマットのホテルは季節によって満室や価格変動が大きく、複数の日程を見比べると、意外と値段が大きく変わることがあります。
そのため、「いくつかの日付をまとめて比較できる予約サイト」を使うのが便利です。

私ホテルを探す時、Agodaを使うことが多いです。
理由はシンプルで、

  • 1週間分など、複数日の価格と空室が一覧で見やすい
  • キャンセル無料プランが多い
  • ホテル掲載数が多い

という点が旅行者にとって助かるからです。

特に、天気によって予定が変わることもある場所なので、「とりあえずキャンセル無料で押さえておく」という探し方ができると安心だと思います。

✅ 検索するときに入れておくと便利な条件
✔ 駅からの距離(スーツケースを持っての移動はなかなか大変)
✔ 朝食付き(スイスは外食が高いのでついているとお得)
✔ キャンセル無料(後でもっといいホテルが見つかったら変えられる)

料金が下がりやすい時期の目安

スイスは季節とイベントで料金が大きく変わる印象です。

比較的安い時期理由
4月下旬〜5月スキーのピークが終わり、夏の観光シーズン前
10月後半〜11月紅葉シーズン後で冬の繁忙期前、観光客が少なめ

逆に、7〜9月、年末年始、カーニバル、スキーワールドカップ期間などは、満室と高騰が多いです。

「値段が高い…」と思ったら、1〜2日ずらすだけで突然安くなることもあるので、日付を前後させて探してみるのがおすすめです。

初心者でも楽しめる!ゴルナーグラートの絶景ハイキング

ゴルナーグラートは「山の上=上級者向け」というイメージがありますが、実際は初心者でも歩ける整備されたルートがたくさんあります。急な登りが少なく、景色を楽しみながらのんびり歩けるので、山に慣れていなくても安心です。

「せっかく行くなら、写真だけじゃなく歩いてみたい」という人にちょうど良い内容なので、旅程がタイトな方にもおすすめです。

所要時間は?どれくらい歩く?

ゴルナーグラート周辺のハイキングコースは、最短30分〜長くても2時間ほどで歩けるコースが多め。
標高は高いですが、道は整っていて、案内板もしっかりしています。

  • 初心者:30分〜1時間
  • 家族・子ども連れ:ゆっくり歩いて約1時間半
  • 休憩しながら写真撮影:2時間でも余裕

坂道はあるものの、ほとんどが緩やかで、疲れたらいつでも駅で電車に乗れるので、無理する必要がありません。

「体力に自信がない」「登山靴を持っていない」という人でも、スニーカーで十分歩けます。

途中駅から歩ける一番人気のルート

一番人気は、ローテンボーデン → リッフェルベルク のルート。
観光ガイドでも紹介される定番で、景色の変化が大きいのが魅力です。

✔ 所要時間:約40〜60分
✔ 道がわかりやすく、迷う心配がない
✔ 途中で「逆さマッターホルン」が見られるリッフェルゼーへ寄り道できる

湖に映るマッターホルンを写真で見て、「ここで撮りたい!」と思って歩く人も多いです。足元は岩があるので、スニーカーなら歩きやすいタイプがおすすめ。

もう少し歩ける人は、

🔹 リッフェルベルク → リッフェルアルプ(約1時間)

景色がアルプスの森や高山植物に変わっていくので、同じ山なのに雰囲気がガラッと違うのが楽しいところです。途中で羊の群れに出会えることもあり、のんびり歩くのに向いています。

天気が悪い日はどうする?

山の天気は変わりやすく、晴れていても突然雲がかかることがあります。
霧が濃いと景色が見えなくなるだけでなく、足元が滑りやすくなるので、あまり無理せず電車を使った方が安心です。

ゴルナーグラート鉄道は途中駅で何度でも乗り降りできるので、

  • 行きだけ歩く
  • 帰りだけ電車に乗る
  • 景色が悪ければそのまま下山

…と柔軟に切り替えられます。

何度も言いますが、山の天気は本当によく変わりますし、なめてかかると危険な目に合います。

海外旅行の安全対策(病気・ケガに備える)── 病院代の心配を減らす具体策

ゴルナーグラートのような高地へ行くと、高山による体調不良や予期せぬケガのリスクが少し高まります。現地で病院を受診すると、ちょっとした診察や処方でもまとまった費用がかかることがあるので、「病気・けがに備える」ことは旅行の必須準備だと思います。

以下は、実際に役立つ保険の情報と、もしもの時の動き方をわかりやすく整理したものです。

エポスカード|病気・けがの補償で注目すべきポイント

まずは「治療費がどれだけカバーされるか」を押さえておくと安心です。代表的な補償額の目安は次のとおりです。

  • 傷害治療費用(けがの治療):最高 270万円
  • 疾病治療費用(病気の治療):最高 270万円
  • 救援者費用(搬送や捜索・救助):最高 100万円
  • 賠償責任:最高3000万円
  • 携行品損害(盗難や破損):最高20万円

このうち「治療費270万円」というのは、年会費無料のカード付帯保険としてはトップクラスの保証額です。外科処置や入院、救急搬送が必要になった場合でも、金銭面での負担がなくなり安心です。

エポスカード|適用条件と適用期間のポイント

  • 付帯種別:2023年10月1日から「自動付帯」→「利用付帯」に変更(=旅行代金等をカードで1円以上支払うことが適用条件になる)。
  • 補償開始・終了:出国前日に適用開始(日本出国前日0時)〜 帰国日の翌日24時まで(最長90日間)という扱いが一般的。
  • 適用のための支払い例:航空券、ツアー代、空港までの電車・バス・タクシー代、現地交通費(列車・バス・タクシー)などをカードで支払っておくと良い。
  • カード発行直後の注意:カード発行の翌日以降に出発する旅行が対象となることが多いので、短期出発の場合はタイミングに注意が必要。

つまり、“旅行前に該当する旅行代金をカードで決済しておく”ことが、保険を有効にする上での実務的なポイントです。飛行機代またはツアー料金などを出国前にカードで払えばOKです。

もし現地で病院にかかることになったら(実務フロー)

実際に症状が出たときに慌てないよう、次の流れと持ち物を覚えておくと安心です。

  1. まずは安静・状況把握
    軽度の症状ならホテルのフロントで相談するのも手(提携クリニックの紹介など)。
  2. 24時間日本語サポートに連絡
    エポスカード付帯保険は日本語対応のサポートが使えます。病院案内やキャッシュレス診療の手配をしてくれます。
  3. 病院で診察→領収書と診断書を必ず受け取る
    保険請求には「診療内容」「診断名」「領収書」が必須になります。書類OKのコピーをもらっておきましょう。
  4. 必要ならキャッシュレスサービスを依頼
    事前にサポートへ連絡してキャッシュレスでの診療を依頼できるか確認すると、自己負担を減らせます。
  5. 帰国後、必要書類を揃えて保険金請求
    診断書・領収書・カードでの支払い明細(該当する旅行代金の証明)などを提出します。

病気・けがの補償は「安心のコア」

山での体調不良や思わぬケガは、旅のプランを大きく狂わせることがあります。スイスは治療費用が超高額…事前の準備が心の余裕にも繋がると思います。年会費無料のカードであっても、補償額が大きければ実際の安心感はかなり違うはずです。

まとめ|ゴルナーグラートは鉄道で行ける絶景の展望台

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ゴルナーグラートは、初心者でも気軽に登れる“アクセスの良い絶景スポット”です。ツェルマットの駅から電車に乗るだけで、あっという間に標高3,000mの世界へ。目の前には、マッターホルン、モンテローザ、そして巨大な氷河のパノラマ…。正直、写真や動画よりも、目で見た景色の迫力が何倍も,何百倍もすごいです!!

山頂だけでなく、途中駅にも絶景ポイントが揃っていて、歩いても、撮っても、のんびり座って眺めるだけでも楽しめます。晴れた日の撮影はもちろん、雲が流れるマッターホルンや夕焼けに染まる山々、夜の星空まで、時間のたつのを忘れてしまうような美しさがあります。

日帰りでも十分ですが、もし可能なら山上ホテルに1泊するのがおすすめです。朝の静けさ、星空、そして朝焼けに染まるマッターホルンは、宿泊者だけの特権。予約は人気なので早めにチェックしておくと安心です。

ハイキング初心者でも歩けるコースがいくつもありますし、悪天候の日は無理をせず、鉄道で景色を楽しめばOK。海外旅行保険や天候対策だけしておけば、安心して旅を満喫できます。

「一生に一度は行きたい場所」という言葉をよく聞きますが、ゴルナーグラートはまさにその通りだと思いました。
登山経験がなくても、子ども連れでも、シニアでも、絶景の世界に入れる場所。
スイス旅行の中で、必ず忘れられない思い出になるはずです。

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