スイス旅行、ワクワクしますよね!でも「電車パスって必要なの?」「種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない…」と頭を悩ませていませんか?
実は、スイスの電車料金は想像以上に高いんです。チューリッヒからインターラーケンまで往復するだけで約2万円。素敵な景色を楽しみながら移動しているうちに、気づいたら交通費が旅行予算の大部分を占めていた…なんてことも。
私はスイスに住んで20年。この美しい国を電車で旅することが大好きで、週末にはよくあちこち出かけています。日本から友人や家族が遊びに来るたびに、一緒に旅行プランを立てるのも楽しみの一つ。そんな経験の中で気づいたことがあります。
それは、「とりあえずパスを買っておけば安心」と思って購入したものの、実際には使いこなせずもったいないことになっている人が意外と多いということ。逆に言えば、自分の旅行スタイルに合ったパスをしっかり選べば、交通費を半額以下に抑えることだって夢じゃないんです!
この記事では、スイスの主要な電車パス3種類をわかりやすく比較して、「あなたの旅行プラン」で本当にお得になるのかを具体的な金額で検証していきます。購入方法や使い方はもちろん、在住者だからこそ知っている「ちょっとした裏技」までたっぷりご紹介しますね。
この記事を読み終わる頃には、「私にはこのパスがピッタリ!」とスッキリ決められるはず。お得に、そして思いっきりスイスの絶景を楽しむ準備、一緒に始めましょう!
スイスの主要電車パス3種類を徹底比較
さて、ここからが本題です。
スイスの電車パス、実は結構種類があるんですけど、旅行者が選ぶべきなのは基本的にこの3つかなと思います。私も最初は「こんなに種類あって、どれ選べばいいの…」って混乱したので、その気持ち、すごくわかります。
まずは全体像を掴んでもらいたいので、それぞれの特徴をざっくり説明していきますね。
スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)- 定番中の定番

これがたぶん一番有名です。
簡単に言うと、連続した日数で電車・バス・船が乗り放題になるパス。3日間、4日間、8日間、15日間の4種類から選べます。
例えば「8日間パス」を買ったら、その8日間はスイス国内の鉄道・バス・湖船がほぼ使い放題。チューリッヒからルツェルンに行って、そこからインターラーケンに移動して、さらにツェルマットへ…みたいな周遊型の旅行をする人には最強だと思います。
普通のトラベルパスは「連続3日間」みたいに毎日使う必要があるんですけど、フレックスの方は1ヶ月以内の好きな日を選んで使えるんですよね。例えば「3日間フレックス」なら、1ヶ月の間で好きな3日間だけ使えるイメージ。
「あ、今日は疲れたからホテルでゆっくりしよう」って日があっても、もったいなくない。次の日に回せるんです。
ただし、フレックスの方が若干料金が高いです。3日間で約320フラン(通常版より35フランくらい高い)。でも柔軟性を考えたら、価値あるかなって思います。
例えば「8日間の旅行だけど、実際に電車使うのは5日くらいかな」って人には、フレックスの方が無駄がないですよね。
私の友人が去年、「グリンデルワルトに3日滞在してハイキングするから、その間は電車乗らない」って言ってて、フレックス買ってました。結果的に満足してたみたいです。
料金はどのくらい?(2024-2025年版)
通常版(連日日数):
- 3日間:約285フラン(約47,000円)
- 4日間:約345フラン(約57,000円)
- 8日間:約495フラン(約82,000円)
- 15日間:約600フラン(約99,000円)
フレックス版(1ヶ月以内の任意の日)
- 3日間:約320フラン(約53,000円)
- 4日間:約390フラン(約64,000円)
- 8日間:約575フラン(約95,000円)
- 15日間:約680フラン(約112,000円)
※為替レートで日本円は変動します。1フラン=165円で計算。
1等車だともっと高くて、大体1.5倍くらいの値段になります。
「うわ、高っ!」って思いました?私も最初そう思いました(笑)。しかもこの円安でさらに高くなってっしまった…でも、これ後で計算してみるとわかるんですけど、スイスの電車賃って本当に高いんです。チューリッヒ→インターラーケンの片道だけで66フラン(約11,000円)とかするので、何箇所か回るなら意外とすぐ元取れちゃったりします。
良いところと注意点
このパスの一番の魅力は、やっぱり乗り放題の気楽さだと思います。いちいち切符を買わなくていいし、「あ、ちょっとこの街にも寄ってみようかな」って急に予定変更しても大丈夫。旅の自由度が全然違うんですよね。
それに多くの登山鉄道が50%割引になるのも大きい。ユングフラウヨッホみたいな有名な山岳鉄道って、片道だけで100フラン以上することもあるので、半額になるのは助かります。あと500施設以上の美術館・博物館が無料になったり、ルツェルン湖とかのクルーズも乗り放題なのも嬉しいポイント。
ただし注意点もあって。初期費用がそれなりに高いので、最初に「えっ、こんなに払うの…」ってちょっとビビります(笑)。あと連続日数なので、例えば「1日は疲れたからホテルでゆっくりしよう」みたいな日があると、「あー、今日パス使わなかったな」って少しもったいない気持ちになったり。
それと、登山鉄道は完全無料じゃなくて50%割引か別料金って点も覚えておいてください。「乗り放題だから登山鉄道も無料!」って勘違いしてる人、結構いるんですよね。

どんな人に向いてる?
周遊型の旅行を考えてる人には本当におすすめです。4都市以上回る予定なら、ほぼ確実に元取れると思います。あと「細かい計算とか面倒くさい!」って人(私です笑)や、旅行中に「やっぱりこっちの街にも行きたい」って予定変更しそうな人にもピッタリ。
私自身、日本から友達が来る時は、大体このパスを勧めてます。やっぱり「どこでも乗れる」っていう安心感が大きいんですよね。
スイスハーフフェアカード(Half Fare Card)- 意外な穴場

これ、意外と知らない人多いんですけど、実はコスパ最強かもしれないパスです。
名前の通り、1ヶ月間すべての交通機関が半額になるカード。乗り放題じゃなくて、毎回切符買うんですけど、その度に50%オフになるイメージです。
「え、毎回切符買うの面倒じゃない?」って思うかもしれませんが、スイスって自動券売機がめちゃくちゃ使いやすいんです。タッチパネルで直感的に操作できるし、英語表示もあるし。慣れたら30秒で買えます。
しかも最近はSBB Mobileっていう公式アプリがあって、スマホで簡単にチケットが買えるんですよね。アプリにハーフフェアカードを登録しておけば、自動的に半額で購入できるので本当に便利。券売機の前で並ぶ必要もないし、電車の中でも買えちゃう。私も普段からこのアプリ使ってますが、もう券売機に戻れないかも(笑)。
料金はどのくらい?
なんと120フラン(約19,800円)で1ヶ月有効です。
スイストラベルパスの3日間が285フランなのに対して、こっちは120フランで1ヶ月。数字だけ見たら圧倒的にお得に見えますよね。
良いところと注意点
このカードの最大のメリットは初期費用の安さと柔軟性かなと思います。とりあえず買っておいても懐が痛まないし、1ヶ月有効だからゆっくりペースで旅行する人に最適。登山鉄道も50%割引だし、使わない日があっても「まあいっか」って気持ちになれる。市内のバスやトラムも全部半額になるので、細かい移動でもコツコツ節約できるんです。
ただ、毎回切符を買う手間はあります。まあ、券売機の操作自体は簡単なんですけど、「乗り放題の気楽さ」はないですね。あと美術館の無料特典がないのと、湖船の割引率がトラベルパスより低いのも注意点。短期間の旅行だと元が取りにくいかもしれません。

実際、元取れるの?ちょっと計算してみますね。
例えば:
- チューリッヒ→ルツェルン:通常32フラン → 16フラン
- ルツェルン→インターラーケン:通常34フラン → 17フラン
- インターラーケン→ツェルマット:通常70フラン → 35フラン
この3区間だけで68フランの節約。往復したら136フランの節約になるので、もう元取れてますよね。
しかも、市内のバスやトラムも半額になるので、細かい移動でもどんどん元取れていく感じです。
どんな人に向いてる?
1つの都市に数日ずつ滞在して、じっくり観光したい人には本当におすすめ。移動回数が少なめ(片道3-4回程度)でも十分元取れるし、初期費用を抑えたい人や、まだ計画が固まってない人にもいいと思います。1週間以上の長期滞在なら、間違いなくこれが一番コスパいいですね。
実は私、個人的にはこのハーフフェアカードが一番好きかもしれません。自由度が高いし、無駄がない気がして。家族がちょっと長めに滞在すときは、いつもこれを買っています。
リージョナルパス各種 – 地域集中型の人向け
最後はちょっとマニアックなやつ。特定の地域だけを深く観光する人向けのパスです。スイスの特定の地域(ベルナーオーバーラント地方とか)だけで使えるパス。その地域内なら乗り放題だったり、大幅な割引があったり。
代表的なのが、ユングフラウトラベルパス(グリンデルワルト、ラウターブルンネン周辺)、ベルナーオーバーラントパス(インターラーケン周辺)、エンガディン地方のパス(サンモリッツ周辺)あたりですね。
料金はどのくらい?
例えばユングフラウトラベルパスだと、3日間で約240フランくらい。「あれ、スイストラベルパスとあんまり変わらなくない?」って思いました?
その通りです(笑)。
だから正直、全国版のスイストラベルパス買った方が自由度高いかもって思うこともあります。
良いところと注意点
特定地域を深く楽しみたい人には最適なんです。その地域内の移動が完全乗り放題だし、登山鉄道の割引率が高い場合もあるし、地域密着型のバス路線もしっかりカバーしてる。
ただし、当然ながらエリア外に出たら使えません。「あ、やっぱり他の都市も見たいな」って思った時に後悔する可能性が…。コスパ的にも微妙なケースが多いし、初心者にはちょっとハードルが高いかなって気がします。

どんな人に向いてる?
「ユングフラウ地方だけをじっくり1週間滞在する」みたいな旅行計画の人にはいいと思います。リピーターで特定地域を深掘りしたい人とか、登山やハイキングメインの旅行で、その地域に宿泊拠点を決めてる人とか。
私の感覚だと、初めてのスイス旅行でこれ選ぶ人は少ないかなって思います。どちらかというと、「2回目のスイスだから、今回はグリンデルワルト周辺を徹底的に楽しむ!」みたいな人向けですね。
まとめ:3つのパスを表で比較
ここまで説明してきましたが、「で、結局どれがいいの?」ってなりますよね(笑)。
簡単に表でまとめてみます:
| パスの種類 | 料金(目安) | 有効期間 | 乗り放題? | おすすめ度 | 主な特徴 |
| スイストラベルパス | 285-600フラン | 3-15日間(連続) | ○ | ★★★★★ | 選択した連続した日数で乗り放題。日程が決まっている王道観光に最適。 |
| スイストラベルパス フレックス | 329-646フラン | 1ヶ月間のうち3-15日間(非連続) | ○ | ★★★★★ | 1ヶ月間のうち、非連続の日を選んで乗り放題。予備日や移動しない日がある旅行に最適。 |
| ハーフフェアカード | 120フラン | 1ヶ月 | ×(半額割引) | ★★★★☆ | 全ての交通機関が1ヶ月間半額。トータル費用を抑えたい、移動日が多い場合に有利。 |
| リージョナルパス | 200-300フラン | 地域・日数による | △(指定地域内) | ★★★☆☆ | 特定の観光地域内での乗り放題パス。特定の地域に長期滞在する場合に検討。 |
個人的には、初めてのスイス旅行ならスイストラベルパス、じっくり型の旅行ならハーフフェアカードって感じかなと思います。
次のセクションでは、「あなたの旅行スタイルだとどれが最適か?」をもっと詳しく見ていきますね。その後には、実際の金額でシミュレーションもしてみるので、「本当にお得なのか」がはっきりわかると思います!
あなたに最適なパスの選び方チャート
さて、3種類のパスについて説明してきましたが…「で、私はどれを選べばいいの?」って思いますよね。私も友人や家族の旅行プランを相談される時、一番よく聞かれるのがこれです(笑)。
正直、旅行スタイルによって「これが絶対!」っていうのは変わってくるんですけど、いくつかのポイントで整理すると選びやすくなると思います。ここでは実際の旅行パターン別に、どのパスが向いてるか見ていきましょう。
滞在日数で選ぶ

2〜3日間の短期旅行
短期の場合、正直言って悩ましいところです。
スイストラベルパスの3日間(285フラン)を買うか、ハーフフェアカード(120フラン)で個別購入するか…。これ、訪問する都市数によって変わってくるんですよね。
例えば、チューリッヒに2泊してルツェルンに日帰り、みたいな感じなら、ハーフフェアカードの方がコスパいいかも。でも3日間で3〜4都市回るなら、トラベルパスの方が楽だし結果的にお得になることが多いです。
私の友人が去年、2泊3日でチューリッヒ・ルツェルン・ベルンを回ったんですけど、トラベルパス買って「切符のこと考えなくていいから時間の無駄がなかった」って言ってました。短期旅行こそ、時間が貴重ですもんね。
4〜7日間の標準的な旅行
このくらいの日数だと、選択肢が広がります。
周遊型の旅行なら、スイストラベルパスの4日間か8日間がおすすめ。チューリッヒ→ルツェルン→インターラーケン→ツェルマット、みたいなルートなら、ほぼ確実に元取れます。
でも、例えば「ベルンに4日滞在して、近郊をのんびり回る」みたいなプランなら、ハーフフェアカードの方が無駄がないかなって気がします。1都市滞在型の人は、移動回数がそこまで多くないので。
8日間以上の長期旅行
これはもうハーフフェアカード一択かもしれません。
120フランで1ヶ月有効なので、10日間でも2週間でも同じ値段。しかも「今日は疲れたからホテルでゆっくり」って日があっても、全然もったいなくないんですよね。
私自身、日本から両親が2週間滞在した時は、迷わずハーフフェアカード勧めました。結果的にかなり節約できて喜んでましたよ。
訪問都市数で選ぶ

1〜2都市集中型
1つの都市を拠点にして、日帰り観光するスタイルなら、ハーフフェアカードがベストだと思います。
例えば、インターラーケンに宿泊して、グリンデルワルトやラウターブルンネンに日帰りするとか。ルツェルンに滞在して、リギ山やピラトゥス山に登るとか。このパターンなら、毎回切符買っても手間じゃないし、コスパも最高。
ただし、登山鉄道メインの旅行なら、リージョナルパスも検討してみる価値ありです。ユングフラウ周辺だけを徹底的に楽しむなら、ユングフラウトラベルパスの方が便利かもしれません。
3〜4都市の周遊
この辺りが一番悩むゾーンですね(笑)。
私の経験上、3都市以上回るならスイストラベルパスの方が結果的に楽だし、お得なことが多いです。いちいち切符買う手間も省けるし、「あ、この街も寄ってみよう」って急に予定変更できるのも大きいですよね。
5都市以上のハード周遊
これはもうスイストラベルパス確定でいいと思います。
計算するまでもなく、絶対元取れます。というか、個別で切符買ってたら破産します(笑)。スイスの電車賃、本当に高いんです。
旅行スタイルで選ぶ

弾丸旅行・アクティブ派
毎日ガンガン移動する人、朝から晩まで観光する人は、スイストラベルパス一択かなって思います。
乗り放題の気楽さって、アクティブな旅行だと本当に価値があるんですよね。「今日はもう1本早い電車に乗ろう」とか「予定変更してこっち行こう」とか、フレキシブルに動けるのが最高。
あと美術館や博物館も無料になるので、「ちょっと時間あるから寄ってみよう」みたいな使い方もできます。
ゆったり旅行・のんびり派
1つの場所でじっくり過ごすタイプの人は、ハーフフェアカードがおすすめ。
例えば、午前中だけ観光して、午後はカフェでゆっくりとか。1日おきに移動するとか。そういう旅行スタイルだと、トラベルパスだと「今日あんまり使わなかったな…」ってもったいない気持ちになっちゃうんですよね。
ハーフフェアカードなら、使った分だけ半額になるので、罪悪感ゼロ(笑)。
登山・ハイキングメイン
山が目的なら、ちょっと考え方変わります。
グリンデルワルトやツェルマットあたりを拠点にするなら、どっちも登山鉄道が50%割引になるので、スイストラベルパスかハーフフェアカードがいいと思います。。
ただ、ユングフラウ地方だけを1週間かけて登山する、みたいな超特化型なら、リージョナルパスも検討する価値も十分あります。
予算で選ぶ
予算重視・節約したい人
初期費用を抑えたいなら、ハーフフェアカードです。
120フラン(約2万円)なら、「とりあえず買っとくか」って気持ちになれる金額だと思います。それで全部半額になるんだから、コスパ最強ですよね。
実際、バックパッカーとか長期旅行者は、みんなこれ持ってる気がします。
予算に余裕がある・快適さ重視
お金より時間や快適さを優先するなら、スイストラベルパスがいいと思います。
特に1等車のパスを買えば、座席も広いし、車内も静かだし、最高に快適。景色を楽しみながらゆったり移動できるのって、贅沢ですよね。
私も特別な時は1等車乗ります。普段は2等車ですけど(笑)。
簡単フローチャートで決める!
ここまで色々説明してきましたが、「結局まだ迷う…」って人もいると思うので、簡単なフローチャート作ってみました。
質問1:滞在日数は?
- 2〜3日 → 質問2へ
- 4〜7日 → 質問3へ
- 8日以上 → ハーフフェアカード
質問2(2〜3日の人):何都市回る?
- 1〜2都市 → ハーフフェアカード
- 3都市以上 → スイストラベルパス3日間
質問3(4〜7日の人):旅のスタイルは?
- 周遊型(3都市以上) → スイストラベルパス
- 滞在型(1〜2都市拠点) → ハーフフェアカード
- 特定地域だけ深掘り → リージョナルパスも検討
まあ、これはあくまで目安なので、最終的には自分の旅行プランと相談してくださいね。
本当にお得?実際の旅行プランで計算してみた
さて、ここまで色々なパスを紹介してきましたが…正直、「理屈はわかったけど、本当にお得なの?」って思いますよね。数字で見ないと、なんかモヤモヤするじゃないですか。
ということで、ここでは実際によくある旅行プランを3つ用意して、リアルに計算してみます。これ見たら「あ、このパターンなら確実にお得だ」ってスッキリすると思いますよ。
チューリッヒ・ルツェルン・インターラーケン5日間(王道周遊プラン)

これ、たぶん一番多いパターンじゃないですかね。初めてのスイス旅行で、主要な観光地を効率よく回るプラン。
旅行プランの詳細
- 1日目:チューリッヒ到着、市内観光(トラム利用)
- 2日目:チューリッヒ→ルツェルン移動、ルツェルン観光
- 3日目:ルツェルンからリギ山日帰り(登山鉄道利用)
- 4日目:ルツェルン→インターラーケン移動、市内観光
- 5日目:インターラーケン→チューリッヒ空港へ
費用比較表
| 項目 | 個別購入 | スイストラベルパス4日間 | ハーフフェアカード |
|---|---|---|---|
| パス/カード料金 | – | 345フラン | 120フラン |
| チューリッヒ市内トラム | 8.80フラン | 無料 | 4.40フラン |
| チューリッヒ→ルツェルン | 26フラン | 無料 | 13フラン |
| ルツェルン市内バス | 3.20フラン | 無料 | 1.60フラン |
| リギ山往復(登山鉄道) | 72フラン | 36フラン(50%割引) | 36フラン(50%割引) |
| ルツェルン→インターラーケン | 34フラン | 無料 | 17フラン |
| インターラーケン市内バス | 3.20フラン | 無料 | 1.60フラン |
| インターラーケン→空港 | 66フラン | 無料 | 33フラン |
| 合計 | 213.20フラン(約35,000円) | 381フラン(約63,000円) | 226.60フラン(約37,400円) |
結論:このケースではハーフフェアカードが最安!
正直、計算してみるまで私もここまで差が出ると思ってませんでした(笑)。
ただ、トラベルパスだと「切符買わなくていい」っていう精神的な楽さがあるし、ルツェルン湖の遊覧船も乗り放題、美術館も無料っていう付加価値があるんですよね。その価値を2万5千円の差と考えるか…って感じです。
私なら…うーん、迷います(笑)。でも初めてのスイスで「とにかく楽したい!」って人には、トラベルパスもありかなと思います。
ケース2:ジュネーブ・ローザンヌ・モントルー3日間(レマン湖周遊)

次はフランス語圏の旅行プラン。こっちも人気ですよね。
旅行プランの詳細
- 1日目:ジュネーブ到着、市内観光
- 2日目:ジュネーブ→ローザンヌ→モントルー(レマン湖沿いを移動)
- 3日目:モントルー観光、シヨン城訪問、ジュネーブ空港へ
費用比較表
| 項目 | 個別購入 | スイストラベルパス3日間 | ハーフフェアカード |
|---|---|---|---|
| パス/カード料金 | – | 285フラン | 120フラン |
| ジュネーブ市内トラム | 8フラン | 無料 | 4フラン |
| ジュネーブ→ローザンヌ | 23フラン | 無料 | 11.50フラン |
| ローザンヌ→モントルー | 11フラン | 無料 | 5.50フラン |
| モントルー市内バス | 3.20フラン | 無料 | 1.60フラン |
| モントルー→シヨン城往復 | 6フラン | 無料 | 3フラン |
| モントルー→空港 | 29フラン | 無料 | 14.50フラン |
| 合計 | 80.20フラン(約13,200円) | 285フラン(約47,000円) | 160.10フラン(約26,400円) |
結論:このケースは個別購入が最安。予定変更の可能性があるならハーフフェアカードもあり
あれ、意外と安い?って思いました?
そうなんです。このプランって実は移動距離が短いんですよね。レマン湖周辺ってコンパクトなので、スイストラベルパスを買うと完全に損しちゃいます。
「せっかくスイス来たんだからパス買わなきゃ!」って思い込んで損してる人、結構いると思います(笑)。短期間でコンパクトな旅行なら、無理にパス買わなくてもいいんですよね。
ただ、ハーフフェアカードなら「ちょっとベルンにも行ってみようかな」って急に予定変更しても対応できるので、柔軟性重視なら検討する価値あると思います。
ケース3:ツェルマット・サンモリッツ登山メイン7日間(山岳リゾート満喫)

最後は登山好きのためのプラン。これはちょっと上級者向けかもしれません。
旅行プランの詳細
- 1日目:チューリッヒ→ツェルマット移動
- 2〜3日目:ツェルマット滞在(ゴルナーグラート鉄道、マッターホルングレッシャーパラダイス)
- 4日目:ツェルマット→サンモリッツ移動(氷河特急)
- 5〜6日目:サンモリッツ滞在(ベルニナ線、ディアヴォレッツァ)
- 7日目:サンモリッツ→チューリッヒ空港
費用比較表
| 項目 | 個別購入 | スイストラベルパス8日間 | ハーフフェアカード |
|---|---|---|---|
| パス/カード料金 | – | 495フラン | 120フラン |
| チューリッヒ→ツェルマット | 90フラン | 無料 | 45フラン |
| ゴルナーグラート往復 | 94フラン | 47フラン(50%割引) | 47フラン(50%割引) |
| マッターホルングレッシャーパラダイス往復 | 100フラン | 50フラン(50%割引) | 50フラン(50%割引) |
| 氷河特急+座席予約 | 152フラン | 39フラン(座席予約料のみ) | 76フラン+座席予約 |
| ベルニナ線往復 | 60フラン | 無料 | 30フラン |
| ディアヴォレッツァ往復 | 70フラン | 35フラン(50%割引) | 35フラン(50%割引) |
| サンモリッツ→空港 | 85フラン | 無料 | 42.50フラン |
| 合計 | 651フラン(約107,000円) | 666フラン(約110,000円) | 445.50フラン(約73,500円) |
結論:このケースではハーフフェアカードが圧倒的にお得!3万円以上の節約!
やばい、これ見た時ちょっと衝撃受けました(笑)。
スイスの登山鉄道ってめちゃくちゃ高いんですよね。でも景色は最高なので、価値はあるんですけど。ハーフフェアカードなら、全部半額になるので、3万円以上も節約できちゃう計算です。
しかも氷河特急の座席予約も半額になるし、途中で「あ、ルツェルンにも寄ってみよう」って予定変更も自由。柔軟性も高いんです。
私の知り合いで何度か登山旅行に訪れている人がいるんですけど、その人はいつもハーフフェアカード使ってます。「これが一番賢い」って断言してました(笑)。
まとめ:計算してみてわかったこと
3つのケースを計算してみて、正直私も改めて気づいたことがあります。
スイストラベルパスが本当にお得なのは:
- 4都市以上を周遊する場合
- 美術館や博物館もたくさん行きたい場合
- 湖船のクルーズも楽しみたい場合
- 「切符買う手間」から解放されたい場合
ハーフフェアカードが最強なのは:
- 長期滞在(7日以上)の場合
- 登山鉄道をたくさん利用する場合
- 移動回数が多い場合
- とにかく節約重視の場合
個別購入でOKなのは:
- 2〜3日の短期旅行
- 移動距離が短い(レマン湖周辺だけ、とか)
- 1都市滞在型の旅行
結局のところ、「絶対これ!」っていう答えはないんですよね。自分の旅行プランに合わせて、一番無駄のない選択をするのが大事。
次のセクションでは、パスを実際に購入する時の注意点や、お得な購入方法について詳しく見ていきます。ここでミスすると損しちゃうこともあるので、要チェックですよ。
在住者が教える購入方法と注意点
さて、「どのパスを買うか」が決まったら、次は「どこで買うか」ですよね。
実はこれ、意外と重要なんです。購入場所によって価格が違ったり、受け取り方法が違ったり…。私も最初は知らなくて、「え、そうなの!?」って驚いたことがたくさんありました。ここでは在住者だからこそ知っている、購入時のポイントや注意点を全部シェアしますね。
購入場所の比較 – どこで買うのが一番お得?
スイスの電車パス、実は買える場所がいくつかあるんです。それぞれメリット・デメリットがあるので、比較してみましょう。
日本国内の旅行代理店で購入
日本にいるうちに準備を済ませたい人には、これが一番安心かもしれません。
メリットは、なんといっても日本語でサポートが受けられること。JTBとかHISとか、大手の旅行代理店で扱ってます。わからないことがあったら日本語で質問できるし、トラブルがあった時も相談しやすい。
ただし…ちょっと割高なんですよね。手数料が上乗せされてる感じ。公式より5,000円くらい高くなってしまうことも…
あと、実物のカードが郵送で届くまで時間かかるので、出発直前だと間に合わないこともあります。余裕を持って、遅くとも出発の2週間前には注文した方がいいと思います。
公式オンラインサイトで購入

これが一番おすすめかなって個人的には思います。
SBB(スイス国鉄)の公式サイトは英語なんですけど実は、スイス政府観光局の公式サイトは日本語対応してるんですよ。意外と知らない人多いんですけど。だから英語が苦手な人でも安心して購入できます。
SBB公式サイト(英語)https://www.sbb.ch/en/tickets-offers/tickets/guests-abroad.html
スイス観光局公式サイト(日本語)https://www.myswitzerland.com/ja/planning/transport/tickets-public-transport/swiss-travel-pass/
SBBは英語のサイトにはなりますが、そこまで難しくないですよ。Google翻訳使えば全然いけます。価格は定価なので、余計な手数料がかからない。しかもモバイルパスを選べば、スマホにすぐ表示されるので、到着した瞬間から使えます。私も家族のパスを買う時は、いつもオンラインです。楽だし、確実だし。ただし一つ注意点があって。オンライン購入する際は、クレジットカード決済が基本です。ここで一つアドバイスを。
海外でのカード利用では、万が一の不正利用や盗難に備えて、海外旅行保険付きのカードを使うと安心です。スイスは比較的治安が良い国ですが、観光地ではスリなども起こります。
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯されているカードなら、わざわざ別で保険に入る必要もなく一石二鳥。まだお持ちでない方は、旅行前に準備しておくといいですよ。 エポスカードとか、年会費無料なのに保険が自動で付いてくるので重宝します。
スイス現地の駅窓口で購入
「到着してから買えばいいや」っていう人もいると思います。
確かに、チューリッヒ空港とか主要駅には窓口があって、その場で買えます。英語が通じるし、わからないことがあればスタッフに質問できるのがメリット。ただし…混んでることが多いんですよね。特に夏のハイシーズンは、窓口に長蛇の列ができてたりします。せっかくスイス到着したのに、最初の30分を窓口で並ぶのってもったいなくないですか?あと、現地で買うと料金が若干高い場合もあります。観光客料金みたいな感じで。
私の個人的な意見としては、現地購入は最終手段かなって。どうしても事前に買えなかった時の保険として考えておくくらいで。
購入場所の比較表
| 購入場所 | 価格 | 受け取り | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 日本の旅行代理店 | やや割高 | 郵送(時間かかる) | 日本語サポート、対面相談 | 手数料高い、時間かかる |
| 公式オンライン(スイス政府観光局) | 定価 | 即時(モバイル) | 最安、すぐ使える、日本語対応 | オンライン購入のみ |
| 公式オンライン(SBB) | 定価 | 即時(モバイル) | 最安、すぐ使える | 英語のみ |
| スイス現地窓口 | やや割高 | 即時 | その場で相談可 | 混雑、割高、時間のロス |
結論:スイス政府観光局の日本語サイトからオンライン購入が最強だと思います。日本語で安心、しかも定価で買えて、すぐ使える。
購入時の注意点 – ここを間違えると損します
購入する時に、絶対チェックしておきたいポイントがいくつかあります。ここでミスすると後で後悔するので、しっかり確認してくださいね。
有効期限の開始日設定
これ、めちゃくちゃ重要です。
スイストラベルパスって、購入した日じゃなくて、自分で指定した日から有効になるんです。例えば、6月1日に購入しても、「使い始めは6月15日から」って設定できる。逆に言うと、間違った日付を設定しちゃうと大変。
オンライン購入する時は、スイス到着日をしっかり確認してから入力してください。モバイルパスなら、後から変更できる場合もあるんですけど、基本的には変更不可だと思った方がいいです。
1等車と2等車の違い
パスには「1等」と「2等」があります。料金は1等の方が約1.5倍高い。
「1等の方が快適なんでしょ?」って思いますよね。確かにそうなんですが、正直言うと…2等でも十分快適です。
私、普段から2等車使ってますけど、座席も広いし、景色も同じだし、不満を感じたことないです。1等車は座席がちょっと広くて、静かで、ビジネスマンが多い感じ。でも観光なら2等で全然問題ないと思います。
ただし、ハイシーズン(7〜8月)は2等車が混雑することもあります。その時期に旅行するなら、1等も検討する価値あるかなって。あと、年配の方や、ゆったり旅行したい人は1等の方がいいかもしれませんね。
子供料金・スイスファミリーカード – これ知らないと損!
ここ、めちゃくちゃ重要なので、特に子連れ旅行の人はしっかり読んでください。
スイスって、実はめちゃくちゃ子供に優しい国なんです。
まず基本ルールとして、6歳未満の子供は無料。これは特に申請も必要なく、そのまま乗れます。そして、6歳以上16歳未満の子供は、スイスファミリーカードを申請すれば無料なんです!
スイスファミリーカードは、簡単に言うと「親と一緒に旅行する子供の交通費を無料にしますよ」っていうカード。しかもこのカード自体も無料で発行できるんです。
条件は:
- 子供が6歳以上16歳未満
- 親または保護者が同伴すること
- 親がスイストラベルパスかハーフフェアカードを持っていること
つまり、大人がパスを買えば、子供は無料で一緒に移動できるってこと。神制度じゃないですか?
どうやって申請するの?
申請方法は簡単です。
事前申請(おすすめ) 公式サイトから事前に申請できます。子供の情報(名前、生年月日、パスポート番号)と、親のパス情報を入力するだけ。PDFで発行されるので、それをプリントアウトするか、スマホに保存しておけばOK。
現地申請 スイスの主要駅の窓口でも、その場で発行してもらえます。ただ、窓口混んでたりするので、事前にオンラインで済ませておく方が楽だと思います。
実際どのくらいお得?
ちょっと計算してみましょう。
例えば、夫婦と子供2人(8歳と12歳)の4人家族が、8日間スイストラベルパスを使って旅行するとします。
- 大人2人分のパス:495フラン × 2 = 990フラン(約163,000円)
- 子供2人分:0フラン(無料!)
もしファミリーカード知らずに子供分も買ってたら:
- 子供用パス:約350フラン × 2 = 700フラン(約115,000円)
11万円以上の差ですよ。これはデカい。
注意点
いくつか注意点もあります。
まず、必ず親と一緒に移動する必要があること。子供だけで電車に乗せることはできません。まあ、当然ですけど。
あと、検札の時にはファミリーカードと親のパス、両方提示する必要があります。だから、スマホに保存するなり、プリントアウトして持ち歩くなりしてください。
それと、親がスイストラベルパスやハーフフェアカードを持ってることが条件なので、親が個別で切符買ってる場合は適用されません。でも、パス買う予定なら絶対ファミリーカード申請した方がいいです。
ユースパスもある
ちなみに、16歳以上25歳以下の若者向けに「ユースパス」っていう割引パスもあります。通常のパスより15〜25%くらい安くなる。
大学生の一人旅とか、若いカップルの旅行なら、これも検討する価値ありますね。
キャンセルポリシー
購入前に必ず確認してほしいのが、キャンセルや変更のルール。
基本的に、電車パスは購入後のキャンセル・返金は不可です。モバイルパスの場合、有効開始日前なら変更できることもありますが、手数料がかかったりします。だから、旅行日程が確定してから購入するのが鉄則。「まだ決まってないけど、とりあえず買っとこう」は危険です。
ただし、ハーフフェアカードは1ヶ月有効なので、多少予定が変わっても大丈夫。この柔軟性が、ハーフフェアカードの魅力の一つですね。
購入手順 – オンラインで買う方法を解説
じゃあ実際に、どうやって買うのか?ステップバイステップで説明しますね。
ステップ1:公式サイトにアクセス
スイス政府観光局の公式サイトにアクセスします。https://www.myswitzerland.com/ja/planning/transport/tickets-public-transport/
もしくは、SBB公式サイトhttps://www.sbb.ch/en/tickets-offers/tickets/guests-abroad.htmlでも購入できます。こっちは英語表示になりますが、操作自体はシンプルなので、英語が多少わかる人なら問題ないと思います。
個人的には、日本語で安心して買いたいならスイス政府観光局のサイト、SBBアプリと連携させたいならSBBのサイトって感じで使い分けるといいかなって。
ステップ2:パスの種類を選ぶ
“Swiss Travel Pass” や “Half Fare Card” などのメニューから、欲しいパスを選択。日数や等級(1等/2等)、通常版かフレックス版かも選びます。
日本語サイトなら「スイストラベルパス」「ハーフフェアカード」って表示されるので、わかりやすいですよ。
ステップ3:個人情報を入力
名前、メールアドレス、パスポート番号などを入力。ここ、結構重要なんですけど、パスポートと全く同じ名前を入力してください。スペルミスがあると、検札の時に問題になることもあります。
ステップ4:有効開始日を設定
スイス到着日(使い始める日)を選択。間違えないように!!フライトのスケジュールをしっかり確認してから入力しましょう。
ステップ5:決済
クレジットカードで決済。為替レートによって日本円の金額は変動するので、請求額をチェックしてください。
ステップ6:モバイルパスをダウンロード
購入完了後、メールが届きます。そこに記載されたリンクから、SBB Mobileアプリにパスを追加。これで完了!
スマホの画面にパスが表示されるので、スクリーンショット撮っておくと安心かも。ただし、検札の時はアプリから直接表示する必要があるので、スクショだけじゃダメです。
紙のパスが欲しい場合
モバイルじゃなくて、実物のカードが欲しい人もいますよね。「スマホが壊れたら怖い」とか。
その場合は、購入時に「Physical card(実物カード)」を選択します。ただし、郵送に時間がかかるので、出発の2〜3週間前には注文しないと間に合わないかも。
私の母(60代)は、どうしても紙がいいって言って、カード版を買いました。「スマホは信用できない」って(笑)。まあ、それも一つの選択肢ですよね。
在住者からのワンポイントアドバイス

最後に、ちょっとした裏技というか、知っておくと便利な情報を。
為替レートに注意
パスの料金はスイスフランで設定されてます。だから、円安の時に買うと損するし、円高の時に買うとお得。
去年と今年で、同じパスが日本円換算で5,000円くらい違ったりするんですよね。もし余裕があるなら、為替レートもチェックしてみてください。
早めの購入がおすすめ
モバイルパスなら直前でも買えるんですけど、やっぱり早めに準備しておくと安心。特に夏のハイシーズンは、サイトが混雑して繋がりにくいこともあります。
あと、事前に買っておけば、旅行プランも立てやすいですよね。「パスあるから、どんどん移動しちゃおう!」みたいな。
次のセクションでは、実際にパスを使う時の方法や、知らないと損する活用術を紹介します。ここからが本番ですよ!
パスの使い方完全マニュアル
さて、パスを買ったら、次は「実際どうやって使うの?」ですよね。
初めてスイスに来る人が一番不安に思うのが、ここだと思います。「改札ってあるの?」「検札されたらどうすればいい?」「予約は必要?」とか。私も日本から友人が来るたびに、この質問されます(笑)。でも大丈夫。スイスの電車システムって、慣れたら本当に簡単なんです。ここでは実際の使い方を、ステップバイステップで説明していきますね。
乗車前の準備 – これだけやっておけばOK
まず、電車に乗る前にやっておくべきことを整理しましょう。
パスの有効化方法
モバイルパスを買った人は、SBB Mobileアプリにパスが表示されてるはずです。使い始める日になったら、アプリを開いて「Activate(有効化)」のボタンを押してください。
これ、忘れがちなんですけど重要です。有効化しないと使えません。
紙のパスの場合は、最初に使う日に駅員さんにスタンプ押してもらうか、自分で日付を記入します。でも最近はほとんどモバイルですけどね。
スマホアプリの設定(SBB Mobile必須)

これ、絶対入れといた方がいいです。
SBB Mobileっていうアプリ、めちゃくちゃ便利なんですよ。時刻表検索、乗り換え案内、遅延情報、ホーム番号…全部リアルタイムでわかります。しかもモバイルパスもこのアプリに表示される。App StoreとかGoogle Playで「SBB Mobile」って検索すれば出てきます。無料です。
アプリをダウンロードしたら、購入時に届いたメールのリンクからパスを追加してください。そうすると、アプリの「Tickets」セクションにパスが表示されます。
SBB Mobile アプリのダウンロードはこちらから
【在住者のアドバイス】モバイルパスなら紙を無くす心配なし
最近は紙のパスじゃなくて、スマホに表示するモバイルパスが主流になってきました。
私も最初は「えー、紙の方が安心じゃない?」って思ってたんですけど、一度使ったら便利すぎて。検札の時もスマホ見せるだけだし、財布から取り出す手間もないし。
ただね…一個だけ盲点があって。
スマホがネットに繋がってないとパスが表示されないんです。
これ、意外と盲点。去年、日本から遊びに来た友人がまさにこれでパニックになってて。駅のフリーWi-Fi繋がらないし、山の方行ったら圏外だし。検札来た時に「パスが出ない!」って焦ってる姿、今でも思い出します(笑)。
その経験から、今は必ず「eSIM買っておいた方がいいよ」ってアドバイスしてます。
空港着いた瞬間から使えるし、設定も思ったより簡単。というか、電車の時刻表調べたり、Google Mapで現在地確認したり、レストラン探したり…旅行中ってスマホなしじゃ無理じゃないですか?
私の母(60代)でも設定できたので、多分大丈夫です(笑)。
Global eSIMだとヨーロッパ広範囲で使えるから、ついでにフランスやイタリアも寄る人には便利かも。
まあ、どうしても紙がいい!って人は紙のパスでも全然OKです。ただ無くさないように注意してくださいね。
座席予約が必要な列車リスト
基本的に、スイスの普通列車は予約不要です。好きな時に乗って、好きな席に座れます。これが楽なんですよね。ただし、一部の観光列車や特急列車は座席予約が必要、または推奨されてます。
予約必須の列車:
- 氷河特急(Glacier Express):ツェルマット⇔サンモリッツ間の絶景ルート。座席予約必須で、予約料が別途39フラン。
- ベルニナ・エクスプレス:クールからティラーノへの山岳ルート。バスの部分は予約必須。
- ゴッタルド・パノラマ・エクスプレス:ルガーノからルツェルン。船と列車の組み合わせで予約推奨。
予約推奨(でも必須じゃない):
- インターシティ(IC)の長距離路線
- ハイシーズン(7〜8月)の人気路線
予約はSBB Mobileアプリからできます。または駅の窓口でも可能。
私の経験上、普通の観光なら予約なしで全然問題ないです。氷河特急みたいな特別な列車だけ、事前に予約しておけば安心かなって思います。
実際の乗車方法 – 改札ないって本当?
さあ、いよいよ実際に電車に乗りますよ!!
改札の通り方(スイスは改札なし!)
これ、日本人が一番驚くポイントなんですけど…スイスには改札がありません。
マジです(笑)。
駅に着いたら、ホームに直行して、電車に乗るだけ。切符を通す機械も、駅員さんも、何もない。フリーパスです。「えっ、じゃあ切符持ってなくても乗れちゃうじゃん」って思いますよね。その通りなんです。でも、だからこそ車内で検札があるんです。ランダムに検札員が回ってきて、切符やパスをチェックします。持ってないと、高額な罰金(100フラン以上)取られるので、絶対パス持ってないとダメです。
最初は「本当に改札ないんだ…」って不思議な感じがすると思います。私も日本から来た時、めちゃくちゃ戸惑いました。「どこで切符見せるの!?」って(笑)。
どのホームから乗るの?
駅に着いたら、電光掲示板を見てください。発車時刻、行き先、ホーム番号が表示されてます。
例えば「Luzern 14:32 Gleis 7」って書いてあったら、「ルツェルン行き、14時32分発、7番ホーム」ってこと。Gleisがドイツ語で「ホーム」の意味です。フランス語圏だとVoieって表示されます。イタリア語圏はBinarioです。
ホーム番号がわかったら、そのホームに行って電車を待つだけ。スイスの電車は時間に正確なので、余り遅れることはありません。
どの車両に乗ればいい?
1等パス持ってる人は1等車、2等パス持ってる人は2等車に乗ってください。
車両の外側に大きく「1」とか「2」って数字が書いてあるので、すぐわかります。1等車は大体、車両の前の方にあることが多いです。
間違えて1等車に座っちゃうと、検札の時に追加料金取られることもあるので注意。
検札時の対応方法
電車に乗ってしばらくすると、制服着た検札員が「Billett bitte(切符をお願いします)」って言いながら回ってきます。
モバイルパスの人は、スマホでSBB Mobileアプリを開いて、パスを表示してください。QRコードをスキャンされます。紙のパスの人は、そのまま見せればOK。
検札員さん、基本的に優しいですよ。観光客って分かると、英語で話してくれるし。スイスの電車は各座席に充電用のプラグが付いているので「携帯の充電がきれたぁぁ!」と慌てることもないので安心です。スイス用のアダプターは購入しておきましょう。
パスで無料・割引になる施設 – 知らないともったいない
スイストラベルパスを持ってる人限定ですが、実は電車以外にも色々特典があるんです。これ知らない人多いんですよね。
美術館・博物館が無料
スイス全国の500施設以上の美術館・博物館が無料になります。
例えば:
- チューリッヒ美術館(通常26フラン)
- ベルン歴史博物館(通常18フラン)
- ルツェルン交通博物館(通常32フラン)
- バーゼル美術館(通常26フラン)
これだけでも、結構な金額になりますよね。美術館好きな人には嬉しい特典。パスを見せれば無料で入れます。事前予約とか必要ないので、気軽に立ち寄れますよ。雨の日なんかも重宝します。
船・バス路線も乗り放題

スイストラベルパスがあれば、湖船やバスも乗り放題です。
特におすすめなのが:
- ルツェルン湖の遊覧船:街の景色を湖から楽しめる。晴れてる日は最高です。
- トゥーン湖・ブリエンツ湖の船:インターラーケン周辺。めちゃくちゃ綺麗。
- 市内バス・トラム:チューリッヒ、ベルン、ジュネーブなどの市内交通も無料。
特に湖船クルーズは、個別で買うと結構高いんですよ。ルツェルン湖の1時間クルーズだけで30フランとかするので、パスで無料になるのは嬉しい。
天気のいい日に、デッキでのんびりクルーズするの、本当に気持ちいいです。
登山鉄道の割引率一覧

登山鉄道は完全無料じゃないんですけど、50%割引になります。ハーフフェアカードも同じく50%割引。
主要な登山鉄道の通常料金と割引後の料金:
| 登山鉄道 | 通常料金(往復) | パス利用時(50%割引) |
|---|---|---|
| ユングフラウヨッホ | 約240フラン | 約120フラン |
| ゴルナーグラート(ツェルマット) | 94フラン | 47フラン |
| ピラトゥス(ルツェルン) | 72フラン | 36フラン |
| リギ山 | 72フラン | 36フラン |
| シルトホルン | 108フラン | 54フラン |
ユングフラウヨッホとか、半額でも120フラン(約2万円)するんですけど、それでも元の240フランから考えたら2万円の節約ですからね。大きいです。
ハーフフェアカードの場合
ハーフフェアカードは、美術館無料とか湖船無料の特典はないです。でも、登山鉄道は同じく50%割引になります。あと、市内のバスやトラムも全部半額。細かい移動でもコツコツ節約できるので、長期滞在にはこっちの方がいいかなって思います。
まとめ:使い方のポイント
ここまで説明してきましたが、要点をまとめると:
- 改札はない。ホームに直行してOK。
- 検札は必ずある。パスは必ず持って乗る。
- SBB Mobileアプリは必須。時刻表も遅延情報も全部ここ。
- モバイルパスはネット接続必要。eSIM推奨。
- トラベルパスなら美術館・湖船も無料。積極的に活用しよう。
- 登山鉄道は50%割引。それでも高いけど、半額はありがたい。
慣れたら本当に簡単なので、最初だけちょっと緊張するかもですが、大丈夫です。スイスの電車システム、本当に便利ですよ。次のセクションでは「知っておくと便利な情報」をシェアしますね。在住者だからこそ知ってる情報、たっぷりお伝えします!
スイス旅行でぜひ知っておいてほしいお得情報
ちょっとトラベルパスからは離れますが、スイスを旅行する際にぜひ知っていおいてほしい情報をお伝えしておきます。在住20年の私が、観光ガイドには載ってないような、現地の人しか知らないような情報をたっぷりシェアします。これ知ってるだけで、旅の質が全然変わると思いますよ。
荷物預かりサービスを賢く使う
スイスの主要駅には、ロッカー(荷物預かり所)があります。
これがめちゃくちゃ便利で。例えば、チューリッヒからルツェルンに行く途中で、ベルンに数時間立ち寄りたいって時。大きなスーツケース持って観光するの、しんどいじゃないですか。そういう時に駅のロッカーに預けちゃえば、身軽に観光できます。
料金は1日6〜12フランくらい。サイズによって違います。
主要駅(チューリッヒ中央駅、ベルン駅、ルツェルン駅、ジュネーブ駅など)には必ずあるので、活用しない手はないです。あと、有人の荷物預かり所もあって、こっちは少し高いけど(1個15フランくらい)、変な形の荷物でも預けられます。スキーとか自転車とか。
私も旅行中に「ちょっとホテルチェックアウトしたけど、まだ時間あるな」って時、よく駅のロッカー使います。夕方の電車まで荷物預けて、ランチしたり買い物したり。快適ですよ。
在住者だから知っている現地の節約術
ここからは、もっとディープな節約術をお届けします。スイスはやっぱり物価が高い!特に円安の今はさらに高くなっています。節約できるところは節約しましょう。
スーパーで買い物して食費節約
スイス、レストランがめちゃくちゃ高いんですよ。普通のランチで2,000〜3,000円とか普通にします。
でも、スーパー(MigrosとかCoop)で買い物すれば、かなり節約できます。サンドイッチが5〜8フラン、パスタサラダが6フラン、飲み物が1~2フラン。これで十分美味しいランチになります。
私も週末の登山とかでは、パンとサラミとスイスチーズを買って持っていきます。スイスナイフで切って、山の上で食べるとさらに美味しく感じますよ(笑)。
駅の構内、または近くには大体スーパーあるので、パスで移動中にサクッと買い物できますよ。
水は水道水で十分
スイスの水道水、めちゃくちゃ綺麗です。そのまま飲めます。だから、わざわざペットボトルの水買わなくてOK。空のボトル持って、ホテルとか駅の水道で補充すればタダ。観光客がコンビニで毎回水買ってるの見ると、「もったいないな〜」って思っちゃいます(笑)。
街中に公共の水飲み場(噴水)もたくさんあるので、そこで補給してる人も多いです。ただし、「飲用不可」って書いてある噴水もたまにあるので、一応確認してくださいね。何も書いてない場合はたいてい飲料水です。
月曜日は美術館休みのところが多い
これ、意外と知らない人多いんですけど。スイスの美術館・博物館、月曜休みのところが結構あるんです。せっかくパス持ってるのに、「月曜に行ったら閉まってた…」とかもったいない。事前に開館日チェックしておくと無駄がないですよ。
電車内でのWi-Fi事情
これも知ってると便利。
スイスの電車は、2025年現在、大抵Wi-Fi飛んでます。「SBB-Free」っていうネットワーク。無料で使えます。ただし、速度は遅いし、よく繋がらなくなることもあります。だから、やっぱりeSIM持ってる方が安心かなって。ちょっとメール確認するくらいなら十分使えるかな。
Global eSIMなら安定した通信で、時刻表もGoogle Mapもサクサク使えます
万が一のトラブルに備えて
楽しい旅行にしたいけど、万が一の時のことも考えておいた方がいいですよね。
遅延・運休時の対応
スイスの電車、基本的にめちゃくちゃ正確なんですけど、たまに遅延とか運休もあります。特に冬は雪で遅れることも。そういう時は、SBB Mobileアプリがリアルタイムで代替ルート教えてくれます。めちゃくちゃ便利。あと、駅員さんに聞けば親切に教えてくれます。英語通じるので安心。
パス持ってる人は、振替の電車もそのまま乗れるので、特に追加料金とかはないです。
パスを紛失した時
モバイルパスなら、再度アプリにログインすれば復元できます。だから、購入確認メールは絶対消さないようにして下さい。
紙のパスを紛失した場合は…正直、厳しいです。再発行は基本的にできないと思った方がいい。だから、紙のパスの人は本当に注意してください。
病気・怪我の時
何度も言いますけど、スイスの医療費めちゃくちゃ高いです。ちょっと風邪で病院行っただけで3万円とか、普通にあります。救急車呼んだら10万円とか。
私もスイスに来て1年くらいの時にスクーターで事故して、救急車を呼んでもらったら、700フランの請求が来ました…本当にびっくり!スイスで生活しているので保険があったので助かりましたが、領収書見たときは本当に驚きました。
だから、海外旅行保険は本当に大事。クレジットカードに付帯してる保険でもいいので、必ず確認しておいてください。万が一の時の連絡先も、スマホとは別にメモしておくと安心です。
特に山登りする人は必ず入っておくことをお勧めします。
エポスカードなら年会費無料で海外旅行保険が自動付帯。いざという時に頼りになります。
よくある質問に在住歴20年の私がお答えします!
さて、ここまで色々説明してきましたが、「まだちょっと気になることがあるんだけど…」って人もいると思います。
ここでは、私が友人や家族から実際によく聞かれる質問をまとめてみました。きっと同じこと疑問に思ってる人、いるんじゃないかな。
Q1:パスは日本で買うべき?現地で買うべき?
A:個人的には日本で買うのがおすすめです。
理由はシンプルで、現地着いてから窓口で並ぶ時間がもったいないから。
特に夏のハイシーズン(7〜8月)は、チューリッヒ空港の窓口、めちゃくちゃ混んでます。30分以上並ぶこともザラ。せっかくスイス到着したのに、最初の時間を窓口で潰すのってもったいないですよね。
スイス政府観光局の日本語サイトから買えば、出発前に全部準備できます。モバイルパスなら、空港着いた瞬間から使えので、空港からの移動にも使えます。
Q2:途中下車は自由にできますか?
A:はい、完全に自由です!
これ、スイストラベルパスの最大の魅力かもしれません。
例えば、チューリッヒからルツェルンに行く途中で、「あ、この街綺麗だな。ちょっと降りてみよう」ってことができます。散策して、次の電車でまた移動、みたいな。
追加料金とか、事前申告とか、一切必要なし。
私もよくやります。予定になかった小さな町で途中下車して、カフェでお茶したり。そういう偶然の出会いが、旅の醍醐味だと思うんですよね。
ただし、ハーフフェアカードの場合は、途中下車するとその区間の切符が必要になるので注意。完全な乗り放題じゃないので。
Q3:荷物が多くても大丈夫?
A:基本的には大丈夫です。でも注意点も。
スイスの電車、荷物置き場がちゃんとあります。大きなスーツケースも置けるスペースが車両の端にあるので、そこに置けばOK。
ただし、ハイシーズンの混雑時は荷物置き場も満杯になることがあります。そういう時は座席の近くに置くしかないんですけど、通路の邪魔にならないように注意してください。
あと、登山鉄道とか狭い車両だと、大きな荷物は邪魔になることも。登山の日は、できればホテルに荷物預けて、日帰りバックパックだけで行くのがベストです。
Q4:予約なしで観光列車に乗れますか?
A:列車によります。
普通の電車(IC、IRなど)は予約なしで全然OK。好きな時に乗れます。
でも、観光列車は別です:
予約必須:
- 氷河特急(Glacier Express)
- ベルニナ・エクスプレスのバス部分
- ゴッタルド・パノラマ・エクスプレスの船
予約推奨(特にハイシーズン):
- ゴールデンパス・エクスプレス
- その他のパノラマ列車
予約料は大体20〜50フランくらい。パスとは別に必要です。
予約はSBB Mobileアプリか、駅の窓口、公式サイトでできます。
私の経験上、氷河特急みたいな超人気路線は、最低でも1ヶ月前くらいに予約する必要があります。直前予約で乗れる可能性はほぼゼロです。
Q5:冬季と夏季で違いはありますか?
A:結構違います。
まず、冬(11月〜3月)は一部の登山鉄道が運休します。雪で危険だったり、メンテナンスだったり。例えば、ユングフラウヨッホは年中やってるんですけど、リギ山の一部ルートとか、マイナーな登山鉄道は冬は運休してることも。
あと、冬は日が短いので、夕方4時にはもう暗くなってしまうので、観光できる時間が限られてしまいます。
逆に夏(6月〜9月)は日が長くて、夜9時くらいまで明るいので、たくさん観光できるし、ハイキングも楽しめる。でもその分、やっぱり観光客も多いです。個人的には、春(4月〜5月)か秋(9月〜10月)がおすすめ。観光客少なめだし、天気も安定してるし。料金も夏より安いことが多いです。
Q6:モバイルパスは電波がないと使えないの?
A:基本的には、ネット接続が必要です。
これ、結構重要な問題なんですよね。
SBB Mobileアプリでパスを表示する時、リアルタイムで有効性を確認してるみたいなんです。だから、圏外だと表示されないことがあります。検札の時に「パス出せません」って言っても、基本的には通用しません。最悪、罰金取られる可能性も。
だから、安定したインターネット環境は本当に大事。駅や都市部はフリーWi-Fiもあるんですけど、山間部とか電車の中だと繋がらないこともあります。
まとめ

さて、ここまで長々と説明してきましたが…最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!スイスの電車パスについて、かなり詳しく書いたつもりです。在住20年の私が知ってること、ほぼ全部出しました(笑)。
最後に、重要なポイントをサクッとおさらいしておきましょう。
あなたに最適なパスは?
スイストラベルパスがおすすめな人:
- 4都市以上を周遊する予定
- 切符買う手間から解放されたい
- 美術館や湖船も楽しみたい
- 予定変更する可能性がある
ハーフフェアカードがおすすめな人:
- 7日以上の長期滞在
- 登山鉄道をたくさん使う予定
- とにかく節約重視
- 1〜2都市に拠点を置いてじっくり観光
個別購入でOKな人:
- 2〜3日の短期旅行
- 移動距離が短い(レマン湖周辺のみ、など)
- 電車をあまり使わない
私の経験上、迷ったらハーフフェアカード買っておけば間違いない気がします。120フランで1ヶ月有効だし、損することはまずないかなって。
旅行前の準備チェックリスト
出発前に、これだけは確認しておいてください:
✓ 電車パスの購入(スイス政府観光局の日本語サイトが便利)
✓ インターネット環境の準備(eSIMがおすすめ)
✓ 海外旅行保険の確認(クレジットカード付帯でもOK)
✓ SBB Mobileアプリのダウンロード
✓ 子連れならスイスファミリーカードの申請
✓ 観光列車の座席予約(必要な場合)
この6つが整ってれば、もう準備万端です。
→ネット環境ならGlocal eSim、安定した通信で旅行中も安心です。
→万が一の保険ならエポスカード、年会費無料で海外旅行保険が自動でついています。
在住者からの最後のアドバイス
20年スイスに住んでて思うんですけど、この国の一番の魅力って、電車の窓から見える景色だと思うんですよね。山、湖、村、牧草地、古城…ずっと見てても飽きない。だから、電車移動の時間も、観光の一部として楽しんでほしいです。スマホばっかり見てたらもったいない(笑)。
正直、スイスの電車料金は高いです。でも、それだけの価値がある。清潔で、時間に正確で、景色が素晴らしい。しかもパスがあれば、気軽にどこでも行ける自由さ。
私も週末になると、ふらっと電車乗って、知らない街に行ってみたりします。偶然見つけた小さなカフェとか、誰もいない湖畔とか、そういう出会いが楽しいんですよね。
あなたのスイス旅行も、きっとそういう素敵な出会いで溢れてると思います。
この記事が、少しでもあなたの旅のお役に立てたら嬉しいです。
準備はバッチリ。あとは思いっきり楽しむだけ!
それでは、素敵なスイス旅行を!!


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